圧縮と解凍について、改めて学んでみませんか?

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軽量化とは違う

初めの頃は勘違いしやすい?

『圧縮』という言葉を聞いてもパソコンに触れたばかりの頃はすぐにその意味に気付ける人はいないだろう。言葉だけで実際にどのような作業が施されているかということが分かるまでに、それなりに時間を要することになるとは思う。実際のところ、筆者も普段からそれなりに圧縮ファイルを使用するときもあるが、完全にその意味を理解しているわけではない、結構曖昧なままに利用している部分がある。だが実際問題として、現代でこれだけパソコンが普及しても『圧縮』について説明しなさいといわれて、簡潔に説明出来ればそれで十分かもしれない。また圧縮という言葉を使用して初めて分かることには、何となく現実で言うところの『圧縮』とは異なっているのは大方気付いている人もいるだろう。

例として用いるならアルミ缶としておこう。不要になったアルミ缶を処分したいとき、その数がそれなりにあったとしたならそのまま捨てると数がかさ張って邪魔だと感じるだろう。すると、潰しやすい素材となっているため、缶を小さく潰すことによって最低限の量にすることが出来る。この行為の事を『圧縮』と呼ぶことになる、本来あったサイズを縮めることで持ち運びを容易にすることが出来たら、それはそれで非常に便利だ。唯ここで一つ勘違い指定はいけない事は、例え1つの容積を縮めて面積を広げることが出来たとしても、その『重さ』までを変化させることができるわけではない。言わなくても分かるという人はいるだろう、自然法則上において物量の重さを自由に左右することが出来ればそれは大発見だ。技術としてもだが、物質の重量を自在に変動することが出来るようになったら、普段の重労働に属している労働者にとって、仕事を簡略化することが出来るといったことに応用することが出来るかもしれない。

夢過ぎる技術なのであまり深追いはしないようにするが、この場合の圧縮と、電子上で用いられる圧縮の意味は似ており、例えデータのサイズを縮めることはできてもその重量、中身までも簡略化することは出来ない。そもそもデータが一番肝心なのに、その意味が損なわれるようなことになってしまえば問題外だからだ。それでは圧縮した意味がなくなってしまい、再度手間を掛けなくてはならないという非常に面倒くさいことになる。今だからこそある程度理解しているが、圧縮ファイルという言葉を聞いてもまだパソコンに触れたばかりの頃は、理解していなかった。今でもその原理などを一から端的に説明しろといわれると、本当に基本的なことを説明することしかできない、なんて人もいるはずだ。何だかんだで、いまだに一部の人達にしかそのシステム上の用語を把握していないのは昔も今も変わらないのかもしれない。

圧縮の種類によっては、あまり効果を示さないときもある

機能について位置から事細かに説明しなさいといわれる機会も早々ないので、とりあえず使えていれば問題ないだろうと考えている人もいるだろう。無論それに越した事はなく、専門的に関わることになった場合にはそれなりに説明できるだけの知識を保有していなければならないが、1つの知識として備えておく分には全くもって問題にならない。また、時にこの圧縮したファイルについて知識を持っていなければ、実は意外と遭遇しやすいトラブルに巻き込まれるなんてことになりかねないこともある。

圧縮をすれば確かに便利だが、その便利がどんなものも同時に圧縮することで送信することが出来るようになるわけではない。その例として、圧縮ファイルの代名詞でもある『ZIP』を例にして話をしてみると分かることもある。以前筆者が友人と画像のファイルを交換しようと言う話になったときのことだ、いつものようにメールに添付して送ってもらおうとしたが、その時に限って送信することが出来ないと表示されたという。仕方なく直接会ってUSBに接続して画像をコピーしてもらうという手段に出て問題はなかったが、この時の画像が圧縮しても実際にはその容量を最低限軽くする事しか出来なかったのだ。そのために通常メールで送信することが出来る添付ファイルの上限に達してしまい、送信する事が不可能だったというわけだ。

画像は圧縮しきれないものもある

どうしてこのようなことになったのかというと、それは圧縮ファイルとして用いた『ZIP』に原因があった。本来ZIPはMicrosoft Officeやテキストで作成した、文章のみで構成されたファイルにはその圧縮の性能を遺憾なく発揮することが出来るのだが、この時もしも1つでも画像が含まれていた場合にはその容量は軽量かできても、よくて15%程度までしか効果を及ぼさない。ちなみに、上述の筆者と友人のやり取りにおいてもZIPを介した圧縮ファイルのやり取りだったため、軽量化できなかったというわけだ。

このため、圧縮という言葉だけでその利用用途と性能を鑑みればどんなファイルでも送信することが出来ると思われがちだが、実際には送信するファイルなどに適した圧縮ソフトを使用することでようやく満足に送受信のやり取りが可能になる。ちょっと面倒な部分でもあるが、何でもかんでも圧縮すれば送信できる、と考えるのは少し安直だったりするのだ。これも意外にまだパソコンに触れたばかりの頃は気付かないで使用していると、出くわしやすいトラブルの一種だろう。そういう事を含めても少しは圧縮について理解しておくと大分違ってくるのは間違いない。

送信できても破損していれば、意味がない

そしてこれもよくあることだが、圧縮したファイルを送信出来た・されたものを受け取った場合といったときにも、必ずしもそのファイルの中身が無事に届いたという保証もなかったりする。これもパソコンの怖い部分でもあるが、送信をしている最中にトラブルでファイルが破損する、などといったことになればまた手間が増えてしまうものだ。慎重になってファイルを送信するなどした対策を試みれば破損の心配をそこまで気にしなくても良いかもしれない、でもまぁ壊れてしまったら再度送信するか、依頼するかをした方が手っ取り早いだろう。何をするにしても物事が全て順風満帆にうまく行くとは限らないので、そこは納得するしかない。