圧縮と解凍について、改めて学んでみませんか?

背景画像

圧縮を利用するメリット

昔は色々苦労した

圧縮ファイルはパソコンの黎明期から存在している手段となっているが、どうしてこのような手段が生まれたのかについては当然ながら送信することで、わざわざデータを持ち運びしなくても良いようにするためでもある。また、送信すると何処かしらの回線不良で送信できない・漏洩してしまう危険性がある、といった問題も出てくる。今でこそセキュリティ技術は格段と進化しているが、それまでは細心の注意を払わなければ、何処から漏れてしまうか見当も付かないという恐れもあった。今でもそれは頻繁に言われているところではある、脆弱性が出てしまうのは仕方のないところでもあるがそれは何処かしらで納得しなければならないところでもある。

そういった心配もあるが、単に圧縮したファイルを持ち運べばメールで送信する際にその容量に見合った通信費だけですべてのファイルを送信することが出来る、というのもお手頃だった。本来ならかなり大きいファイルを送信することになったとしても、圧縮ファイルを用いれば何度も送信する事無く、一遍に1つのファイルにまとめて懐事情にも優しいといった便利性もあるにはある。ただ送信が出来ないなどといったことになれば、当然記録媒体に保存して持ち運ぶことも考えなくてはならない。まだパソコン時代の初期について記録媒体といえば、今ではもはや市場にで見かけることはほとんどなく、あるとすれば日本最大の電気街と称されている街だろうが、フロッピーディスクだ。まだこれしかなかった場合にはそこかしこで買い求める人が多くいただろう、特に専門家として活動している人にしてみれば必要不可欠なアイテムだ。ただフロッピーディスクといってもその中に納められる容量は決して多くなく、圧縮ファイルにしてもそれに全て収まるとは限らないため意外と不便立ったりするものだ。そう考えると、今ではSDカード、フラッシュメモリーといった大容量の記録媒体となる商品が登場してきた事は大きい。

こう考えると圧縮という手段が登場したのは、登場した頃は記録媒体となるものが少なく、そして通信費をなるべく抑えて送信できないかと考えられたのだろうと考えることも出来る。ではそれ以外に圧縮を利用することで得られるメリットとしては何があるのか、少し考えてみよう。

メリットとして

圧縮を利用することで得られるメリットとして、相手方にデータを送信する手間を省いて通信費を少しでも抑えることが出来るというのも立派な理由だが、その一点だけでこの技術が開発されたとなればどれだけ金銭的な面で苦労をしていたのだろうと、切実な思いを感じてしまうところもあるかもしれない。そこはあまり気にしないでいたいところだが、中には一回の通信費だけでありえないぐらいの金額を支払うことになった、という人も居るかもしれない。そう考えればメリットを意識する人がいてもそれは別段不思議なことでもないだろう。

それはそれとして、では圧縮を用いるとどのようなメリットがあるのかを挙げてみると次のようになる。

容量を小さくすることで

データの容量を小さくすることで通信費もそうだが、今でこそGBという単位の大容量記録媒体も発売されている事を考えるとそこまで意識しないかもしれないが、まだフロッピーディスクを使用しているときには、限られたディスクの容量に収めるだけ収めたいという風に考えられていた。その際に圧縮を用いることでスペースを無駄にする事無く、なるべくひとまとめに保存することが出来るのも大きな見所という名の利点でもある。また作成したデータがあまりしよう用途のないモノであった場合には、圧縮しておくことでスペースを余分に確保しておくことが出来るのも特徴だ。パソコンといっても限られた容量となっているので、何かとデータを作成しなければならない人は圧縮を利用することでそのスペースをふんだんに、そして効率よく利用できるのもこの圧縮のメリットでもある。

まとめておけば、添付を忘れずに行うことが出来る

データを送信する際、どうして起こりがちな問題としては添付忘れがあるということ。今でこそ一回の通信費が毎回課金されるといったシステムではなくなったのでいいが、まだそうしたシステムが確立されていない頃は、なるべく圧縮したものを手身近に送信したいと言うのは当然の心理だ。ただ人間どんなに完璧に粗探しをしても見つけられない場合がある、この時本来なら付けなければならないファイルを送信時に付け忘れてしまうといったこともよくある。そうすると再度送りなおさなければならないと思うが、それを嫌がる人にとっては一度の送信で抜かりなく済ませたいと考えているところだ。

だが送信しなければならないファイルは複数になると、一回のメールで送信できる容量を超えてしまう場合がある。また複数回に分けなければならない場合もあるため、その際に圧縮を利用して1つのファイルに事前にまとめておけばある程度添付ファイルの付け忘れを軽減することも出来る。こういうところでも人間の、どこか楽をしたいという気持ちから来る怠惰な気持ちを体現したからこそ、圧縮という技術を生み出す後押しをしたと見れるのは、気のせいではないかもしれない。

圧縮のデメリットとして

メリットがあるならデメリットがあるのは当然なので話をするが、デメリットとは『ファイル解凍までの時間が掛かる』という点だ。この解凍までに時間がかかるというのも、それこそ今ではある程度解消されているところもある。筆者が圧縮ファイルを解凍する際に遅いと感じることは少なくなっているというのが本音だ、この解凍にしても最近ではそこまで極端に重いプログラムやファイルを入れていなければ、それなりに解凍時間を要することにはなるだろう。ただ簡易的なファイルだけを収めている圧縮ファイルなら、それほどの時間を要する事無く展開されているので、ある程度解消されているだろうと考えている。

これもちょっと前までは解凍までに軽く30分以上掛かっていたなどといった経験を持っている人がいてもおかしくはないだろう。人間の技術として登場した圧縮もまた、日々の技術革新に伴ってその性能を挙げてきているという点で、別の意味で関心を持つところだ。