圧縮と解凍について、改めて学んでみませんか?

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定番圧縮解凍ソフト

圧縮形式にはいくつかある

圧縮という技術は世界で、そして日本で普及してから多くの人に利用されていることだろう。ただ一概に圧縮という言葉を用いても、それがどのような形式の圧縮を指しているのかはその人が普段から利用しているところで左右される。ただそれも世界と比べた場合と、日本で比べた場合とでは実は普段から利用されている圧縮がどれを意味しているのか、共通点となる部分を見出すことも出来る。そんなに違いがあるのかと聞かれると、実際のところ圧縮として用いられている拡張子は日本とアメリカ、そしてヨーロッパで異なり、そしてまた使用しているコンピューターのOSによってもそれは違う部分でもある。こういうところも理解しておくと、圧縮についてもっと知識を広めることが出来るので話をしていこう。

ファイル圧縮形式の一覧として

圧縮ソフトとして利用されているものは全部で7つあり、そのうち二つは解凍しなくても展開することが出来る自己解凍型となっている。それらも含めて説明すると、次のような圧縮ソフトが存在している。

形式名 拡張子 特徴
LHA lzh 主に日本で利用されている
ZIP zip アメリカと日本で主に利用されている
RAR rar 主にヨーロッパで利用されている
自己解凍型 exe Winの自己解凍型
自己解凍型 sea Macの自己解凍型
CAB cab Winで利用されている
SIT sit Macで利用されている

上記の表にあるようなものが、今現在世界各地に広がるインターネット上で用いられている圧縮ソフトの形式となっている。アメリカやヨーロッパのことも少しは気になるところではあるが、とりあえず今は日本のことだけに焦点を絞って話を進めていこう。まずよく見かける圧縮ソフトの拡張子としては、やはり『lzh』、『zip』で圧縮されているものをよく利用しているだろう。どちらが頻度的に多いかについては計りかねるが、一般的な見方としてはlzhの方が少し割合として多いのかもしれない。ちなみに筆者が普段から利用しているのは『zip』のほうになるのだが、こちらも決して利用されていないというわけではないだろう。

また日本で、家庭や企業といったことも含めた中で利用されているOSはWinとなっているので、自己解凍型である圧縮ソフトは『exe』の方を見かけることの方が多いといえる。ただ1ついえるのが、ここに記載したのはあくまで広く浸透している認知度として高いものとなっているので、この他にも沢山の種類の圧縮ソフトは存在している。どれが一番使い勝手がいいのかについては、好みの問題ということになるだろう。王道にlzhかzipのどちらかを使用していれば日本ではまず間違いなく解凍に困ることはない、逆にいえばMacからWinに圧縮したデータを送信するなどする際には、拡張子に気をつけないと送った先でファイルが開けないという問題に遭遇するので、これは互いに譲歩し合わなければならない問題だ。そう考えると、圧縮ソフトでOSがそもそも異なったものを使用していたら、結構面倒くさいことになる。ただ現在ではWin製品が大半を占める日本市場で、独自にMacを入手して自分だけのパソコンカラーなどというものを主張する人もそうそういないと思う。独特な使い心地なだけに、今でこそ理解は広がっていると思うが、まだどちらともの違いを上手に認識しきれていなかった世間としては、Macを今使用する人は仕事柄で本当に必要としている人を考えると、ここではそこまで気にすることではないとしておく。

圧縮形式が違うからこそ

会社によって製作している圧縮ソフトの数は千差万別といっていいほどの種類が存在しているわけだが、日本国内だけならともかくとして世界との取引を行う人にしてみれば、ある一定のファイルだけでしか対応することができないなどといった戯言で罷り通ることはない。そうなるとどうしたものかと見出された解決策として、解凍ソフトがあらゆる圧縮ファイルに対応して解凍することが出来るようにする、というものだ。過去、マイクロソフトでは日本で一般使用されているlzh形式の圧縮ファイルの解凍を、所定の手続きをすれば解凍することが出来るアドオンを獲得することが出来るサービスを開始した事があった。ただこの出来事も今から約9年前のことになるので、それほど昔というものでもない。そのことを考えると、ちとら氏が自分用の解凍ソフトとしてLhazを開発しようと思ったのも理解出来る。

圧縮ファイルの形式もそうだが、それを解凍するために必要なソフトも以前まではある一定のソフトでしか解凍するしか出来ないという問題を抱えていた。圧縮ファイルという考え方についてはパソコンが登場した当初から存在していた概念だが、パソコンを利用する人が増えていって、それに伴って圧縮と解凍に関するソフトはプログラマー次第になった部分は否めない。多岐に渡って進化した事は良いとしても、それに対応するだけの分岐が少し足りなかったのかもしれない。そういう意味ではそれらを統一するのは、もはや収拾がつかないところまで発展してしまったのかもしれない。

実際、現在の日本で配布されている圧縮ファイルの解凍ソフトについても種類はごまんと存在している。その中にはもちろんちとら氏のプログラムも含まれているので、馴染みがある人も多いだろう。発展して圧縮ソフトの種類と、さらに解凍するためのソフトといった方面でも数多くの種類が登場している辺り、ここでも市場としては種類が豊富すぎると分析できる。何でもかんでも物が増えれば良いというわけではないと思うのだが、それだけ対応できなければいけなかったのかもしれないと納得しておこう。