圧縮と解凍について、改めて学んでみませんか?

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ZIPとは

ZIPの歴史

先ほどの項目である程度ZIPというものを利用した際にファイルをどの程度まで縮小することが出来るのかについて、簡単に触れてみたがさすがにCABを利用しているという人は少ないだろう。何だかんだでいえば、日本ではやはりZIP形式の圧縮ソフトを利用している人が、現在でも一般的に多いと考えたほうが早いだろう。こうして考えてみるとZIPという圧縮ソフトがいつ頃から誕生したのか、という点についてあまり知らないという人が居てもおかしくはないので調べてみようと思う。その起源は1989年にまで遡ることが出来る。

ZIPという圧縮ソフトが登場するまで、パソコン業界で圧縮ソフトとして席捲していたのは『ARC』と呼ばれていた圧縮ソフトに変わるものとして『フィル・カッツ』というプログラマーによって作り出されたものとなっている。実際に製作したのはフィル氏だが、実際に彼の友人である『ロバート・マホーニー』氏による提案あってこその開発であった。このZIPの特徴としてはそれまでに存在していた圧縮ソフトとして、どのフォーマットのものよりも圧縮時間もそうだが、それ以上に自分たちが製作した圧縮ソフトの方が早い事を意図的に理解してもらえるようにした特徴を内包している。開発された後の敬意としてはいうまでもなく、現代までで大勢の人々が利用しているまでにメジャーな圧縮ソフトとして認知されるのだった。

交換が得ると凄い成功を収めたようにも思えるが、実際のところ開発者であるフィル氏自身の精神的均衡というものは非常に不安定でで、またアルコール依存症の気も持っていたために開発者以前に、人として少し精神不安定がある状態だったともいわれている。その後自宅ではないホテルでアルコール中毒で死亡するという凄惨な最期を迎えることになるという結末を迎えたというのだから、まさかの開発者の顛末を垣間見ることになる。それはそれとしても、このZIPファイルはもはや日本でも御馴染みとなっているだけに、誕生経緯の中で開発者の過去を紐解くとそれはそれで知りたくなかったと情報を知ってしまった気分になるので、やるせなくなってくる。

フィル氏は既に他界しているが、その後もZIPは世界各地のユーザーに利用されているなどされているようになっているが、そういったことも含めて圧縮ソフトとしてのZIPについて、もう少し話をしていこう。

開発者はいても、著作権などはない

ちとら氏のLhazもそうだが、このZIPについても基本的に何処かの企業がその開発権や商標権なるものを獲得しているわけではなく、オープンフォーマットとして提供されているものとなっている。これはつまり、何処の国であろうと誰がどのように利用したとしても法的な制約などは存在しないということを明確に示しているのも、ある種特徴のひとつだ。そしてこのZIPフォーマットについてはいかなる目的を持っていたとしても金銭的な負担をする事無く利用することが出来るものなのも、ちょっとした特徴だ。開発者が存在しているにも関わらず、その後の歴史としてみた場合にあくまで個別に利用することが出来る圧縮ソフトとして、その名を広めている。

このZIPのようにオープンフォーマットとして公開されているものは他にもあるが、その中でもこのZIPについては実のところ、その要求仕様にそぐわないと考えられている。その理由として、ZIPが登場してから目に見える形で開発が行われてもいなければ、またメンテナンスといったことがされているわけでもない。あくまで無償で利用することが出来るものという立ち位置だからこそ、特別急いてZIPについて何かしらの対策を施さなければならないということも絡んでくる。圧縮ソフトとして頻繁に利用されていることを考えれば、金銭的なものに捉われる事無く正当に開発をする団体などが出てもおかしくはないと思うのだが、これもまた無料だからこそのジレンマなのかもしれない。

ZIPファイルの長所と短所について

オープンフォーマットとして、複数のファイルを1つに圧縮して保存する事が出来るZIPは非常に使い勝手が良い。ではその長所と短所について述べてみようと思うのだが、それは次の通りになる。

長所として

まずは長所だが、これはファイルを分割して圧縮することでランダムアクセスを可能とし、そこからほかのデータを読み込む事無くここのファイルを取り出すことが出来るのも、ZIPのいいところでもある。これが何よりZIPの長所となっている。

短所として

そして短所だが、これは時代の流れというものに逆らうことができない部分でもあるが、高度に発展化した中で生まれた圧縮ソフトとしては、圧縮度を始めとしたセキュリティ面で不安が残ってしまっているというのも含まれている。ただ使い勝手という点でいうなら、現在人気を博している他の圧縮ソフトとよりも利便性は高いといえる。古いが、汎用性が高いという点ではまだまだ利用する分には問題ないだろう。